母 四十九日法要

母の四十九日法要。早いもんだ、もう1ヶ月以上も経ったんだ。

13時から始まるということで朝一番の電車で岡山に向かう。12時前に自宅着。隣に住む妹が部屋を片付け準備が完了していた。


妹の話によると、母が亡くなった後、大変だったそうだ。遺言で家族葬にしたものの、母の友達に一軒一軒電話をして事情を説明しなければならない。(それも母の遺言) 中には線香をあげさせて欲しいと直接家に来る人もいて、その対応に追われたそうだ。やっぱり、普通の葬式で一気に対応する方が合理的なようだ。父の時は普通の葬式だったので、その後の大変さもなかった。費用の点でも家族葬は大変。父の時は香典も集まったので収支はゼロだった。家族葬の母の場合は、香典がなかったので、費用の150万円はすべてこちら持ち。まあ、母の貯金をすべて崩してそれで済ませたが、それがなかったら残された家族は大変だったろう。


そんな話をしているうちに親戚やら坊さんが集まってきて、法要が始まった。

読経やらなんやらで約1時間で法要は終了。その後、車に分乗し墓へ向かう。納骨式だ。

出発前に墓石屋にも連絡し、向こうで落ち合う。

納骨は思ってたよりあっさりしたものだった。墓の中に骨壷を入れた後、坊主が簡単に読経するだけ。5年前に入れた父の骨壷の横に並べて置いた。こんなに早く2つが並ぶとは思ってなかった。一応、墓には私の名前も刻まれているが、私はここに入る気はない。生活の基盤が安曇野になってしまったので、これからは親の法要以外は岡山には来ないだろうなぁ。墓の維持は妹とその子供達に任せるしかないだろう。

坊さんを寺に送り届けた後、かに甲羅という蟹料理の店に向かう。母の好きだった店だ。父の時の法要の宴もここでやった。

焼き、生、蒸し、色んな蟹料理が出てくる。仕事では接待など一切なく、こんな高級な食事は法要と結婚式くらいなもんだ。でも蟹は食べるのに夢中になると静かになってしまう(笑)