一年に一度の人間ドック。いつもの相澤病院へ。
去年の人間ドックでは慢性胃炎と腸ポリープが見つかり大変な思いをした。
どちらも去年のうちに治療したが、その後の経過を知る意味で今年のドックは重要な意味がある。
いつもは晩酌を断つのは前の日だけだが、今年は四日も前から禁酒生活に入った。
相澤病院。何年も前から工事中で、行く度に違う場所を工事している。 今回は人間ドックがある健康センターが大きな工事に入ったようだ。レイアウトがいつもと全く異なり迷った。 入り口も前とは違うし、中身のレイアウトも全く違っていたがこれは仮のもののようだ。
血液検査、超音波、レントゲン、いつものように検査は進む。
肺活量検査。 これは何のために行うのか知らないが、私はいつも褒められる。 「お年の割にはすごくいいですよ」 若い看護婦に褒められると嬉しくなり、今年もつい無理をしてしまった。検査後、しばらく胸の筋肉がキリキリ痛み、呼吸も苦しいくらいだった。おかげさまで今年も看護婦さんに褒められ、悪い気はしなかったが。イタタタ...
クライマックスは何と言っても胃カメラ。緊張が最高潮に達する検査だ。
いつもより念入りに麻酔薬の入った水でうがいをした。
担当の医者の力量により痛さの度合いも変わると聞くが、今日はどうだろう?
診察室に入ると、、、あちゃー、若い医者だ。どう見ても20代の若造か?
こりゃ苦しむかもしれない、と思うと緊張もさらに極値の領域に入ってしまった。
看護婦に「そんなに緊張しないで。もっとリラックして」 と笑われてしまった。
カチコチのまま診察台に登り、いよいよ拷問、いや診察だ。
「リラックスしてー」と何度も何度も言われたが、実際苦しい。リラックスできるかよ。体は硬直状態。顔は涙やら鼻水やらでぐちょぐちょ。目を白黒させながら説明を一生懸命聞いた。
どうやら、去年の治療の甲斐はあったようだ。禁酒生活をしながら1週間抗生物質を飲み続けピロリ菌と戦ったのだ。 その甲斐もあってか、胃の中は全くの健康状態だそうだ。 昨年は赤くただれたようになっていた胃壁も今年は綺麗になっている。 うれしい!
診察室を出た時はホトホト疲れはて、げっそりしている自分に気がついた。でも胃は健常であることが保証された。嬉しい。
やっと、すべての検査が終わり、医師の最終診察でも問題なし、の花マルをもらった。
それにしても、こんなに疲れた人間ドックも初めてだなぁ。 やっぱり去年のドックでのダメ出しがショックだったんだなぁ。自然と力が入ってしまっていた。 俺って自分が思っている以上に小心者か?
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