末っ子のチャー坊をつれて、岡山に帰省。
父が亡くなってちょうど三年目になる。去年三回忌だったので今年は特別な行事があるわけではないが、毎年命日には岡山に帰ろうと思っている。妹が隣に住んでいるとはいえ母の一人暮らしは不安だろう。
今まで独りで帰省していたが、今年はチャー坊を連れて行くことにした。幼児なので電車代がタダだし。生まれて三度目、葬式以来三年ぶりの岡山帰省。前帰ったときは赤ん坊に毛が生えたようなもんだから何も覚えてないだろうなぁ。
チャー坊にとっては、母親と別れて旅行するのは初めての経験。私との旅行も初めてだ。
大丈夫だろうか。私も不安と期待でわくわくする感じ。
台風が心配されたが、雨は降ったもののたいしたことは無かった。風もあまり無い。
松本駅まで家内に車で送ってもらう。母との別れは辛かろう、、、って感じぢゃなかった。これから憧れの特急「しなの」に乗れるということで興奮気味。
松本発じゃないので、車内は込み合っていた。最初一つの席にチャーを抱っこして座っていたが、塩尻で下車する人が多くそれからは快適。
最初の三十分ぐらいははしゃいで外を眺めてたが、だんだん飽きてきたみたいだ。木曽福島を過ぎる頃には「もう降りようよ」なんてごねだした。
名古屋で10分ほどの待ち合わせの後、あこがれの新幹線ひかり号。
大阪でほとんどの人が降りて行って岡山までガラガラ。後続ののぞみ号にどんどん抜かされる遅い便のようだ。 でもかえって気兼ねなく楽しめる。
乗り心地は山の中を走る特急しなのよりずっといい。揺れがほとんどない。快適快適。
岡山駅からはバス揺られ約40分ほど。
安曇野の自宅を出発してから約6時間の旅でようやく岡山宅に到着。
ばあちゃんと妹の家族が歓迎してくれ、大はしゃぎ。
夜は宴会。
一日の疲れがでて、早めにうたた寝状態。お母さんと離れて寂しがっている暇もないくらいめまぐるしい一日だった。
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